刑事事件 [事例7]

酔った勢いで、停車していた車のボディを蹴り器物損壊→不起訴処分

40代男性
罪名結果
器物損壊 不起訴

背景

Aさんは、ある日、お酒に酔った勢いで、停車中の被害者の車のボディを蹴るなどして、200万円以上の被害を与えてしまいました。

その後、Aさんのもとへは警察が事情聴取のために来たりしていたので、Aさんは警察の事情聴取に応じていましたが、被害者との間で示談をした方が良いと判断したので、事務所に来所されました。

対応

Aさんからの依頼を受けて、まず、被害者との示談交渉に臨みました。
今回の事案は、被害者の所有する自動車に損害を与えてしまった器物損壊事件でした。そのため、基本的には、被害者の方と示談することに加え、被害者の方に告訴取消書(器物損壊事件のような親告罪の事件では、被害者の処罰を求める旨の捜査機関に対する告訴がない限り捜査機関は捜査が行えないことになっており、いったん告訴がなされた場合でもその告訴の効力を取り消す内容の書類を告訴取消書といいます)を書いていただくことが必要でした。

そのため、被害者の協力が何よりも必要ですので、示談においても被害者に対する誠意を持った対応を心掛けました。

被害者からはやや高額の100万円の示談金を要求されましたが、それも、告訴取消書を書いていただくためには必要でしたので、Aさんの同意のもと、100万円の示談金を被害者に交付しました。

結果

結果として、被害者は示談書に加え、告訴取消書を書いていただき、最終的にはAさんは不起訴となりました。

器物損壊事件においては、上記のとおり、示談書以外にも被害者の協力のもと告訴取消書を書いてもらうのがとても大事になります。
そのため、多少示談金が高額になった場合でも、被害者との示談を成立させ、また、告訴取消書を作成してもらうことが大事になります。

告訴取消書を取り付けらた場合には、捜査機関はこれ以上捜査できないことになりますので、必ず不起訴になります。そのため、器物損壊事件においては、告訴取消書を取り付けるよう、最善を尽くします。

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